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雑誌の時代は終わったのか?

未分類
2008.08.28
すみません。今回は一部の方、特に出版関係の方から、反感を買いそうな内容です。タイトルは「雑誌の時代は終わったのか?」と疑問形になっていますが、真意は「雑誌の時代は終わったのだ」ということなのです。

ネットの利用が拡大することで、以前から「紙の新聞がなくなる」と言われてきました。もちろんその傾向は確かにあるのですが、実際には新聞よりも、雑誌の方がネットの攻勢に弱いのではないかと感じています。特に情報力を売り物にしている雑誌、例えばIT関係やビジネス系の雑誌は、急速な勢いでネットに飲み込まれているような気がします。

なぜそう感じるのか。ふたつの個人的な理由があります。

まず私自身が雑誌を買わなくなりました。以前は仕事柄もあり、日経BPの雑誌を十誌以上取っていたのですが、現在では「日経ビジネス」しか購読していません。キーワードさえわかれば、ググることで必要な情報にアクセスできるので、雑誌を取っておく必要がなくなったのです。以前は本棚まるまるふたつを雑誌収納に使っていましたが、このスペースも不要になりました。いま他に定期的に買っているのは「週刊アスキー」くらいでしょうか。それも情報を入手するためというよりは、電車移動の暇つぶし、といった意味合いが強いのです。

もうひとつの理由は、雑誌関係の仕事が減っていることです。コピーライターを始めた頃は、出版社からいただく記事体広告の仕事が圧倒的に多く、これが長らく収入の柱になっていました。21世紀に入ってからは広告代理店からいただく特定クライアントの仕事が増えていったのですが、それでも雑誌掲載の原稿は少なくありませんでした。しかし今では雑誌掲載の仕事はほとんどなく、ほぼすべてがクライアントの自社サイト掲載か、パンフレットやリーフレットの仕事、ブログなどの企画系の仕事になっています。私自身は雑誌中心からクライアント中心の仕事へそれなりにシフトしたのでまだ生活が可能なのですが、雑誌を中心に活動してきたライターさんは、いま大変なのではないかと思います。

現象面から見る限り、少なくともIT系の雑誌の時代は終わったと見ていいでしょう。書店の棚を見ても、雑誌数はかなり少なくなっていますし、各誌の厚みも減少傾向にあります。しかしこれは、他の分野の雑誌にもいえるのではないか。最近は女性誌が付録を付けるケースが増えていますが、これも最後のあがきかもしれません。実際ある雑誌関係者も、ラジオで「女性誌の売れ行きが芳しくない」といったことをおっしゃっていました。

もちろんすべての雑誌がなくなるわけではないと思います。私自身は、雑誌には大きく2つの役割があり、そのうち一方の役割がネットに代替されると考えています。それは「情報の提供」という役割です。しかし雑誌には「娯楽の提供」という役割もあります。電車の中で時間をつぶすには、雑誌はけっこう手軽で優れています。このあたりを意識した雑誌は、これからも生き残るのではないか。

また趣味系の雑誌も読者を維持し続ける可能性があります。つまりエンターテイメント性を重視する限り、雑誌にも勝負できる土俵が残っているのではないかと思うのです。もちろん漫画雑誌の状況を見れば、エンターテイメント系も厳しいことには変わりありませんが、部数の確保は可能でしょう。毎号100万部売るのは難しいとは思いますが。

「情報の提供」を担う雑誌が不振になるということは、メディア業界全体に大きなインパクトをもたらすでしょう。そもそも私たちに新しい情報が伝わる時には、雑誌→新聞→テレビという順番でやってくるケースが少なくありません。もちろんニュースはこの逆になりますが、トレンド情報やゴシップ記事などの情報は、まず最初に雑誌が取り上げ、その後を新聞やテレビが後追いするケースが多いと思います。しかしこの部分は簡単にネットで代替できるのです。

情報媒体の売れ行きの変化は、ナレッジの流通形態が大きく変わっていくことも意味します。20世紀までは、ナレッジの流通は雑誌や書籍に頼るところが大きかった。しかし今ではその役割をネットが担うようになっている。出版社はこれからどんどんつぶれていくでしょう。また書店も今後さらに数が減少していくでしょう。特に大型書店が危ない。Amazonに代替されちゃう可能性も高いですしね。最近は駅の構内に小型書店を積極展開しているところもありますが、このような企業はけっこう生き残るのかもしれない。暇つぶしや娯楽としての雑誌・書籍へのニーズに特化した形になっているからです。ビレッジバンガードが成長を続けているのも、エンターテイメント性を強く打ち出しているからだと思います。

こういう書き方をすると、なんだか「出版業界は危機に直面している」という論調に近くなって、ちょっと暗くなってしまいますが、実際には決して暗い話ではないと思う。ナレッジの流通をネットが代替するというのは、ナレッジの利用者から見ると悪い話ではないからです。ナレッジを「手書き」や「伝承」から解放したのがグーテンベルグだとすれば、ナレッジを「物理的な媒体」や「効率の悪い流通機構」から解放しつつあるのがネットだというわけです。

一部の業界の方には申し訳ないのですが、本当に、決して悪い話ではないと思うんですよね。いずれにせよこの流れは変えようがありません。その前提で次の一手を考えることが重要だと思います。
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